学校生活

卒業生の受験体験記(令和8年度入試)

目次

Aさん 広島大学 医学部 保健学科

 私は受験期間を通じて、大切だと思ったことを3つ紹介します。

 1つ目は、早い時期から志望校を丁寧に調べることです。私が学校調べを始めた頃は、看護系の学校に行きたいというざっくりとしたイメージしかなく、大学ごとの独自性や特色の違いが分かっていませんでした。しかし、調べていくうちに、国際看護に力を入れている学校や地域医療に力を入れている学校など、それぞれに特徴があることを知り、自分の行きたい大学や将来についてより真剣に考えるようになりました。志望校を時間をかけて調べて決めることで、「絶対に合格したい」という気持ちが強くなり、勉強のモチベーションを保つことができました。また、私は総合型選抜を受験するかどうかを出願直前まで迷い、焦ってしまった経験があります。そのため、どのような受験方法があるのか、試験内容や必要な受験科目は何かを早めに確認しておくことが大切だと思います。私は一般選抜のみを受験しましたが、結果的に勉強に集中することができ、よかったと感じています。

 2つ目は、復習を丁寧にすることです。解いた問題や模試の解き直しはもちろん、間違えた内容をノートにまとめたり、知らない単語や公式を暗記したりして、その問題から学べることをすべて吸収することが大切です。そうすることで記憶に残りやすくなるだけでなく、同じような問題が出題されたときに間違えにくくなります。また、私は復習を通して自分に合った勉強方法を見つけることが多かったため、その点でも復習を丁寧に行うことをおすすめします。

 3つ目は、苦手教科から逃げないことです。私は英語と数学に苦手意識があり、点数もなかなか伸びませんでした。しかし、英語は二次試験にも必要だったため、他教科よりも多く勉強しました。その結果、高校2年生の2月模試と比べて、本番の共通テストでは80点以上伸ばすことができました。一方で数学は苦手意識が強く、他教科の勉強に逃げてしまい、十分に取り組めませんでした。そのため、共通テスト本番まで点数が伸びず、合計点を大きく下げてしまいました。この経験から、苦手教科こそ時間をかけて勉強することが大切だと強く感じました。

 これから辛い日々が続くと思いますが、最後まで諦めずに頑張って欲しいです。皆さんが志望校に合格することを祈っています。

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Bさん 山口大学 理学部 生物学科

 私は、山口大学理学部生物学科に、学校推薦型選抜で合格しました。しかし、ここに来るまでに、たくさんの失敗と後悔を経験してきました。そこで今日は、みなさんが私と同じ後悔をしないように、私の失敗談とともに 5つのアドバイスをお話しし、最後におすすめの勉強方法を紹介します。

 まず1つ目のアドバイスは、「英単語は早めに覚える」ということです。これは当たり前のように聞こえるかもしれませんが、本当に重要です。受験期の後半になると、時間にも気持ちにも余裕がなくなります。だからこそ、時間に余裕のある春休みのうちから、英単語の暗記を始めておくことをおすすめします。

 2つ目のアドバイスは、「大学の情報を集めまくる」ということです。特に、総合型選抜や学校推薦型選抜を考えている人には、ぜひ覚えておいてほしいです。受験 は、いわば 情報戦です。大学についてよく知っている人ほど、面接などで質問されたときに、すぐに答えられる情報の引き出しが多くなります。そのため、面接でも有利になります。

 3つ目のアドバイスは、「国公立大学のオープンキャンパスには、2年生のうちに行っておく」ということです。学校推薦型選抜では、夏休みに入ってすぐに志望校を決めなければいけないことが多いです。しかし、国公立大学のオープンキャンパスは、その後に開催されることが多く、さらに多くの大学が同じ日程で行われます。つまり、オープンキャンパスに参加してから志望校を決める、ということが難しいのです。実際に私は、3年生になるまでどこのオープンキャンパスにも行っていませんでした。そのため、志望校を決めるときにとても悩み、親や先生にも迷惑をかけてしまいました。では、私と同じように、新3年生になってしまった人はどうすればいいのか。

 そこで4つ目のアドバイスです。それは、「自主的に大学を見学しに行く」ということです。オープンキャンパスでなくても、多くの大学では建物の中以外であれば見学することができます。私は志望校を決める前に、島根大学と山口大学へ実際に見学に行きました。オープンキャンパスほど多くの情報は得られませんが、大学の雰囲気を知ることができるので、行く価値は十分にあると思います。また、大学の情報を集めるときは、大学のホームページだけでなく、Studyplusというアプリを使うのもおすすめです。大学の情報がまとめられているので、効率よく調べることができます。

 5つ目のアドバイスは、「SNSから早めに離れる」ということです。みなさんも、InstagramやTikTok、YouTubeなどが好きだと思います。しかし、受験生になったら、これらのアプリはできるだけ早く消すことをおすすめします。当たり前ですが、早く消すほど勉強時間を多く確保できます。実際に私は、8月の勉強時間が 163時間でした。しかし体育祭が終わったあとにSNSのアプリを消したところ、11月には 186時間まで増えました。11月は普通に授業もある時期です。それでもこれだけ勉強時間が増えたということは、それまでどれだけSNSに時間を使っていたのかが分かると思います。最初は気になってしまうかもしれませんが、時間が経てば意外と気にならなくなります。遅くても、体育祭が終わった頃までには消しておくことをおすすめします。そして、長時間の勉強に慣れておくことも大切です。よく「勉強は量より質」と言われますが、最初からそれができる人は多くありません。まずは勉強時間をしっかり確保しながら、自分に合った勉強方法を見つけていくことが大切だと思います。

 最後に、私が実際にやっていたおすすめの勉強方法を紹介します。それは、「先生になりきって説明する」という方法です。実際に誰かに説明してもいいですし、1人で説明する形でも大丈夫です。私は、教科書や資料集の内容を、先生になったつもりで声に出して説明していました。もし可能であれば、ホワイトボードなどを使うと、さらに効果的だと思います。この方法は、インプットとアウトプットを同時に行えるので、記憶がとても定着しやすいです。特に暗記科目の勉強にはとても効果的だと思います。

 今日お話ししたアドバイスと勉強方法が、少しでもみなさんの志望校合格につながれば嬉しいです。ありがとうございました。

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Cさん 山口大学 理学部 物理・情報科学科

 私は山口大学理学部に一般入試で合格しました。私が受験を振り返り、大切だと思ったことを3つ伝えたいと思います。1つ目は後悔、2つ目は当時意識してやったこと、3つ目は振り返って見ると、良かったなと思えることです。

 1つ目の後悔していることは大学や分野を調べるのが遅かったことです。私は3年生になってから大学、分野を調べました。1、2年生の時に大学受験という言葉は正直あまり頭にありませんでした。高校生活を楽しむことしか考えておらず、部活や恋愛など興味のあることで頭がいっぱいでした。そのため、大学や興味のある分野を自ら調べることがなく、高校が用意してくれた1、2年生対象の、分野別で興味のある話を聞きに行こう!(残念ながら名前を忘れており雰囲気で書きましたので、正式名称ではありません。これを読んでいる人に伝わることを願っています)に参加をしたり、教科担や担任の先生の話を聞く程度しか調べたりしていませんでした。そのため3年生になり調べてみると一つの分野だけでも多くの大学がありました。私は複数の分野から一つを選び、決めたその分野の大学を選ぶという事を3年生で"始めてしまった"のです。部活を引退したとしても、増える模試、勉強量、焦り、志望校や志望分野が決まる同級生、初めて調べるため手探り状態で非効率など、ここにあるだけでも大変です。これを私は3年生の春からしていたため、あまり勉強に身が入っておらず、頭が良かったわけでもありません。例えて言うなら寓話に「亀と兎」がありますね。そこに登場する亀のゴールを知らない版です。そして一番大変なのは国公立のオープンキャンパスは1年に1回のため、行けない可能性が出てくることです。私は当時志望校が決まっていなかったため、現在入学する学部のオープンキャンパスに行けていません。これが全てではありませんが、そのため私が志望校、学部学科を決めたのは共通テストが終わり、国公立に出願する直前です。直前まで勉強時間を削りながら決めていたのです。1、2年生の頃から調べていれば…と何度も思いながら勉強と志望校の決定したため、あまり勉強時間を確保できなかったのです。

 2つ目はモチベーション維持です。私は志望校が決まっていなかったため、モチベーションを志望校以外で維持しなければなりませんでした。その為、私は友達と放課後に配られた模試の過去問を解いた後に答え合わせするだけでなく、互いの答えが一致しない場合、解いている時にどんなことを考えて解答したかを話し合いました。問題を解くときに正解を選べるような考え方を知ることができ、友達と話すのでストレスは一切かからず、むしろもっと解きたいと思えるほどでした。次に、好きな食べ物を食べることです。私は模試が終わったらパフェを食べていましたね。ストレス解消できますし、帰ったら頑張ろうと思えました!

 次に、応援してくれる存在を身近に置いておくことです。学校なら友達がいるため頑張れますが、家や自習室などで一人で勉強していると、どうしてもやめたくなります。そんな時に応援されると頑張れたのです。私は家でYouTubeに投稿されている松岡修造の応援動画を見てモチベーションを維持、向上させていました。そして、私は物理が好きだったので、物理の教科担当に日常的な疑問や参考書の問題を質問することで、もっと勉強したくなりました。

 3つ目は諦めないことです。私は現在合格した大学は模試ではE判定で良くてD判定でした。前期と後期で同じ大学に出願したのですが、どちらも共通テストの判定はE判定でした。普通なら後期は前期より難易度を下げるようですが、私は直前まで悩んで「絶対にこの大学に入る!」と決意し、先生方にも背中を押して貰えたため、前期と後期で同じ大学に出願しました。正直私は臆病なので先生方に背中を押されなかったら下げていたかもしれません。そんな私でも「決まったからには後一ヶ月勉強以外はしない!」と思い、毎日勉強をしていました。2次試験の3週間ほど前に風邪を引きました。放置していても治るだろうと思い、約5日病院へ行かずに勉強をしました。その期間に勉強したことは頭に入っていません。絶望しましたね。大事な日々を無駄にしたのです。5日間の復習をするため、考えていた予定が最後に狂いました。過去問演習の数もあまりこなせず、無理やり仕上げることで前期2次試験に挑みました。結果はダメでした。後期2次試験は前期より難しいため目の前が暗くなりましたね。ですが、決めたからにはやらなくてはいけません。風邪を引いていたから仕方ないと言い訳を作ることで、後期2次試験は受かるはずと目の前にハリボテの希望を作ることで勉強しました。そうでもしないと諦めるのが目に見えていたからです。自分を騙して勉強していました。そんな状態で試験を受け、無事合格することができました。

 最後に後輩へ、ストレスがかかると思いますが、友達を大切にして先生を思う存分利用してください。皆様が志望校へ合格することを願っています。

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Dさん 愛媛大学 農学部 食料生産学科 合格

 受験勉強を通して大事だと思ったことや後悔したことなどを国公立向けのアドバイスとして3つ話していきます。その前に1つ、厳しいことを言います。いま、国公立でも私立でも、一般入試で入ろうと思っている人で、受験勉強を始めていない人はかなり出遅れていると思ったほうがいいです。自分の周りがやっていないとかそういうのは関係なくて、他の高校などで自分と同じ志望校を考えている人はもうすでに始めていると考えたほうがいいです。いまの話を聞いて危機感を持った人は今日からでも勉強を始めてください。

 まず、1つ目は、自分が最も勉強しやすい環境を見つけることです。家でも学校でも公民館でもどこでもいいので、自分が一番快適に勉強できる空間を探してください。環境を変えるだけで勉強の効率は一気に変わるので、頑張って見つけてください。例をいうと、僕は学校や公民館でできるだけ友達と勉強するようにしていました。友達と勉強するのはけっこうオススメで、休憩中にちょっと話すだけでも精神的に楽になります。

 2つめは、理科と社会は早いうちに先取り学習をしておくことです。これは理系向けのアドバイスになってしまうのですが、学校は理科社会の授業で全部の単元が終わるのがかなり遅いです。全部授業が終わってから共通テストのレベルまで学力を伸ばすのはほぼ不可能なので、まだ余裕のあるこの時期に少しでも参考書などを使って予習や復習をしておくとかなり有利になると思います。特に化学は最後の最後にとても難しい単元が来るので今のうちに少しでも進めておかないと後々絶対に後悔します。僕はとても後悔しました。1つ注意してほしいのが、理科社会に集中しすぎて国数英の主要3教科をおろそかにしないでください。おすすめは数学や英語と理科社会を7対3くらいの割合で勉強すればちょうどいいくらいになるかなと思います。今の話を聞いて理科社会をちょっと進めてみようと思った人はとりあえず夏休みが終わるまでに全部の単元を一周することを目標に進めてみてください。

 3つ目は最後まであきらめないことです。おそらくこれは何度も聞いたことがあるしこの先もずっと言われると思いますが、それくらい大事なことです。特に10月から12月にかけて勉強しないといけないことは大量にあるのに成績が伸びないということが起きます。なんのために勉強しているのかわからなくなったり本当に勉強をやめたくなったりする時期もあります。でもそこであきらめなかったら、努力は必ず結果としてついてきます。実際僕も共通テストの2週間前くらいに一気に成績が伸びた科目もありました。本当につらかったら、1日くらい勉強を休んでもよいです。でも、絶対に勉強をすること自体をあきらめないでください。

 最後になりますが、僕はもともとドがつくくらいの文系で、文理選択でも最後まで文系にしようか迷っていたくらいでした。でも、理系で学びたいことが見つかって、理系の道に進みました。最初は本当に授業についていけなかったり自分だけ問題が理解できなかったりすることが何度もありました。本当にしんどかったです。でも、1年本気で頑張って愛媛大学に合格することができました。したがって、理系が得意で理系にいった人たちや文系が得意で文系にいった人たちは、自分よりもっといい大学に行ける可能性がたくさんあります。この1年後悔のないように全力で挑んでください。みなさんを心から応援しています。

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Eさん 愛媛大学 教育学部 学校/生活健康学科

 私が後輩の皆さんに伝えたいことは大きく5つあります。

 1つ目は、できるだけ早く勉強に取り組むことです。受験勉強は三年生になってから始めるというイメージを持っている人もいるかもしれませんが、早めに勉強を始めておくことで大きなメリットがあります。例えば、普段の授業を「初めて学ぶ内容」としてではなく「復習」として受けることができるようになります。すると授業の理解度も高まり、知識がより定着します。また、受験が近づく後半期になってから焦ることも少なくなります。実際に私は早い段階から基礎の勉強を進めていたことで、受験直前の時期には演習や弱点克服に時間を使うことができました。早く始めることは、それだけ余裕を生み出すことにつながると思います。

 2つ目は、進路指導室を躊躇せず利用することです。進路指導室には、進路や勉強について分かりやすく、そして優しく教えてくださる先生方がたくさんいます。勉強方法に悩んだときや志望校について知りたいときに相談すると、とても丁寧にアドバイスをいただくことができました。また、進路指導室には最新の参考書や問題集も多く置かれており、貸し出していただくこともできます。自分に合った教材を見つけることができたことで、勉強の効率も大きく上がりました。一人で悩むよりも、先生方の力を借りることで受験勉強はより充実したものになると思います。

 3つ目は、仲間と励まし合うことです。受験勉強をしていると、どうしてもモチベーションが上がらない日や、勉強するのがつらく感じる日があります。私自身も何度もそのような経験をしました。しかし、周りで一生懸命勉強している仲間の姿を見ることで、「自分も頑張ろう」と思うことができました。また、自分自身が頑張る姿を見せることで、周りの雰囲気も前向きになっていくと感じました。受験は個人戦のように思われがちですが、実際には仲間の存在が大きな支えになります。お互いに励まし合いながら努力することで、より良い環境を作ることができると思います。

 4つ目は、隙間時間を有効に使うことです。例えば、バスやアストラムラインを通学の交通手段として使っている人は、その時間に英単語を覚えることができます。また、歩いて通学している人であれば、英語のリスニングを聞きながら歩くのも良い方法だと思います。このような隙間時間は一回一回は短くても、ほぼ毎日あります。毎日の積み重ねによって自然と勉強時間が増え、知識も定着していきます。私も通学時間を活用することで、英単語やリスニングの力を伸ばすことができました。

 5つ目は、体育コースの皆さんに向けて伝えたいことです。体育コースの人は、競技力を高めることに集中しなければならないと思われがちです。しかし、将来立派なアスリートになるためには、競技力だけでなく学力も大切だと思います。スポーツの世界でも、考える力や知識は必ず役に立ちます。だからこそ、高校生のうちに競技と勉強の両方にしっかり取り組むことが重要だと思います。私自身、体育コースに所属しながら勉強にも力を入れ、国立大学を目指して努力してきました。そして、体育コースでも勉強を続ければ国立大学に進学できるということを証明できたと思います。ぜひ皆さんも、自分の可能性を信じて挑戦してほしいです。

 受験勉強は決して簡単なものではありませんが、早めの準備、周りの人の支え、そして日々の積み重ねによって乗り越えることができます。皆さんがそれぞれの目標に向かって努力し、納得のいく進路を実現できることを心から応援しています。

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Fさん 広島市立大学 国際学部 国際学科

 まず、総合型選抜を考えている人もいると思いますが、特に国公立志望の人はあまりあてにしないほうがよいです。広島市立大学でいうと今年度の倍率は7~8倍あります。自信があって、これは受かるなと思って一般の勉強をやめていたら、一般入試で行きたい大学に行けなかったり滑り止めの大学も落ちたりするので気を付けてほしいです。

 2つ目に、国公立志望の文系に多いのですが、二次試験で総合問題が出ることがあります。総合問題は、出題される内容が予想できるということを知っておいてください。広島市立大学の最近の傾向としては、国内の問題、例えば排外主義や人権問題が問題で出ていて、僕は最近選挙が多かったので、SNS選挙が出るのではないかと思って挑みました。実際には陰謀論が政治に与える影響というのが出て、結構ニアピンだったので解きやすかったです。予想が当たったらもともと考えているので正解できるし、外れても特に損がないので、総合問題がある人は問題を予想して本番に挑んでもらえたらやりやすいと思います。

 最後に、受験勉強は早めにやったほうがいいです。僕は集中して勉強できるタイプではなかったので平日3時間、休日だいたい5時間くらいをこの時期から始めました。それでだいたい1300時間になります。4か月間1日10時間勉強するのとほぼ同じなんです。それなら、1年間で週に25時間のほうが絶対に楽じゃないですか。どんどん成績が上がっていったら上の大学を目指せるようになるし、早めにやっておいたほうがいいです。志望校も早めに決めたほうがいいです。教科を絞れる人は、絞ったほうが点数は上がります。私の友達の中には志望校を決めるのが遅くて力を入れて取り組む教科が定まらず、残念ながら不合格になった人もいます。志望校は早めに決め、その大学への合格に向けた勉強をやっておいたほうがいいです。

 高校生活はあと1、2年しかありません。勉強ばかりではなく文化祭や体育祭を楽しんで、最後の1年を貴重な時間にしていただけたらと思います。

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Gさん 広島市立大学 情報科学部情報工学科

 僕は広島市立大学情報学部に一般選抜で合格しました。僕自身は、合格こそしてはいますが、「失敗したのに、たまたま運良く合格できた人間」だと思っています。だからこそ、その失敗談をお話ししたいと思います。

 結論から言うと、僕の失敗は「朝きちんと起きられなかったこと」です。僕は学校をかなりの頻度で休んでいました。病気やけがもありましたが、ほとんどはいわゆる「ずる休み」です。学校に行くのが面倒で休んでしまっていました。当時は、月曜日を休み、その流れを引きずって火曜日、水曜日も休み、頑張れたら木曜日に行く、というような生活をしていました。こうした生活を続けると、最初は「休めてラッキー」などと思うのですが、2日目あたりからだんだん気持ちが沈み、3日目になると考えがどんどんネガティブになっていきます。なぜ休んでしまうのかというと、生活習慣が乱れていたからです。夜遅くまで起きて、朝は起きられない。学校がある日は無理やり起きることもありましたが、受験期になると学校自体もあまり楽しく感じられなくなっていました。周りが受験モードになり、勉強の話が増えて雰囲気がピリピリしてくると、「居づらいな」と感じてしまうこともありました。そうなると、ますます学校に行きづらくなります。一度休み始めると、2日、3日と連続して休みがちになります。そして「みんなは勉強しているのに、自分は何をやっているのだろう」と自分を責めて、精神的にどんどん疲れていきます。楽になろうと思って休んだはずなのに、逆に苦しくなってしまう。そしてその状態で勉強ができるはずもありません。実際、僕は175日の登校日のうち27日休んでいました。時間にすると約648時間になります。この時間があれば、何か一つ資格が取れるくらいの量です。それだけの時間を、受験期に無駄にしてしまいました。

 これが僕の一番の失敗です。対処法としてはシンプルで、「夜しっかり寝て、朝きちんと起きる」ことです。結局これに尽きます。また、学校を休むと周りにも迷惑がかかります。家族にも心配をかけますし、例えば体育の授業でチームの人数が足りなくなるなど、小さなところでも影響が出ます。先生たちも「当たり前のことを当たり前にやろう」とよく言いますよね。僕も最初は、「そんなことを言われても」と思っていました。しかし受験を通して、その言葉の意味を実感しました。もし「朝きちんと起きる」という当たり前のことを続けるだけで合格に近づけるなら、むしろ得だと考えることもできます。そう思うと、少し前向きになれるのではないでしょうか。

 最後に、メンタルをケアできる場所を持っておくことも大切だと思います。友人や家族などを大切に、自分を支えられる環境を用意しておくことをおすすめします。皆さんが合格できるよう、応援しています。頑張ってください。

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Hさん 山口県立大学 看護栄養学部 看護学科

 私は山口県立大学看護栄養学部看護学科に一般選抜で合格しました。今回は、私が受験期間を通して大切だと思ったことについて、3つに分けてお話しします。

 1つ目は、志望校を早めに決めておくことです。志望校を早く決めることで、二次試験や共通テストで必要な科目を知ることができ、早くから計画的に対策を行うことができます。また、入試方法には一般選抜だけでなく学校推薦型選抜や総合型選抜もあるため、早くに調べておくことで挑戦できる機会も増えます。ただし、推薦や総合型選抜を受ける場合は、その対策と共通テストの勉強を並行して行う必要があります。そのため、メリットとデメリットを考えた上で挑戦するかどうかを決めることが大切だと思います。私は将来やりたいことが決まっていたため、学びたい内容を基準に大学を調べ、3年生の4月頃に志望校を決めました。早い段階で何を重点的に勉強すればよいかを考えることができたため、気持ちに余裕を持って受験勉強を始めることができました。また、私はメリットの方が大きいと考え、学校推薦型選抜にも挑戦しました。結果は残念だったのですが、一度大学入試の雰囲気を経験できたことで、一般選抜のときには落ち着いて試験に臨むことができました。

 2つ目は、メリハリをつけて勉強することです。私は受験勉強を始めるまではテスト前にしか勉強をしておらず、部活が終わって家に帰るとだらだら過ごしてしまうことが多かったです。そのため、受験勉強を始めた頃はうまく気持ちを切り替えることができず、スマホを触る時間も多くありました。そこで私は、勉強中はスマホの電源を切るか機内モードにして、物理的に触れない状態を作るようにすることや、家の近くの公民館を活用し勉強に集中しやすい環境を作るようにしました。その結果、勉強に集中しやすくなり、効率も上がったと感じました。しかし、どうしても集中できないときもあると思います。そのようなときは無理をせず、リフレッシュする時間を作ることも大切だと思います。私は月に1回友達と遊ぶ日を作り、その日をモチベーションに勉強を頑張っていました。

 3つ目は、先生や友達に力を貸してもらうことです。この話は学校推薦型選抜と共通テストの2つに分けてお話しします。まず、学校推薦型選抜についてお話します。私は小論文と面接が試験内容でした。小論文や面接は馴染みがなく、自分だけでは対策が難しいため、先生や友達にお願いして何度も練習をしました。小論文は過去問演習から問題傾向を把握し、それに合わせて練習を重ねました。しかし、私は過去の問題傾向のテーマばかりを練習していたら本番では過去の傾向と異なるテーマが出てきてしまい、思うように書くことができませんでした。そのため、過去の問題の傾向だけでなく、他のテーマにも少しは触れておく必要があると思います。特に、その時の社会問題に関わった問題は出やすくなっていると思うので自分なりの考えを持っておくと解きやすいです。面接では、解答を文章で暗記するのではなく、伝えたいことをキーワードで整理して答えるように練習しました。そうすることで、想定外の質問が来ても落ち着いて答えることができるようになると思います。

 次に共通テストについてお話します。共通テストは科目も多く勉強する範囲も広いため、効率的に勉強を行う必要があります。そのため、共通テストの勉強では、分からない問題に印をつけておき、次の日に友達や先生に質問するようにしていました。私は塾に通っていなかったため、先生や友達には本当に助けられました。苦手な部分を教えてもらったり、勉強方法のアドバイスをもらったり、まだ解いていない問題集や過去問を貸してもらうことで、少しずつ基礎を固めることができました。周りの先生や友達はお願いをしたら必ず力になってくれる優しい人ばかりなので困ったり悩んだりした時は1人で抱え込まず、頼ってみてください。

 最後に、来年、再来年に受験を迎えるみなさんが、自分の進みたい道に進めることを願っています。私の経験が少しでも参考になれば幸いです。

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Iさん 順天堂大学 スポーツ健康科学部 スポーツ健康科学科

 私は順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツ健康科学科へ学校推薦型選抜で合格しました。これから話すことは主に3つです。自分の受験体験、受験対策の方法を話し、最後にこれから受験を迎える人たちに向けたメッセージを送ります。

 最初に、私がどんな受験期を送ったのかを話します。私は体育コース出身で高校在学中は陸上競技部に所属しており、3年間部活動に励んでいました。進路については体育系の学部に進学したいと考えていましたが、具体的に進学したい大学があったわけではありません。そのため志望校を最終的に決定したのは8月です。進路決定のきっかけはオープンキャンパスです。部活動が忙しかったため、大切な総体予選が落ち着いてからオープンキャンパスに参加しました。気になっていた大学全てに参加したことで比較ができたため、参加することをお勧めします。そうして私は受験を迎えました。10月ごろに順天堂大学の総合型選抜Iを受験しました。結果は不合格でした。次に11月ごろに総合型選抜Ⅱ、その翌日に学校推薦型選抜を受験しました。結果はどちらも合格することができました。

 次に、一度不合格となってしまったものの、次のチャンスで合格できた私なりの受験対策方法について説明します。この中に総合型、学校推薦型選抜の受験を考えている人はたくさんいると思いますが、まずは普通に落ちるということを知っておいてください。合格が確約されているのは、指定校推薦と大学側からもらった推薦のみです。私は部活動ではインターハイ出場、成績は評定平均4.8とそこそこの加点要素を持っていました。加えて最初の受験から担当の先生に面接練習を10回以上していただき、面接の実力もあったと思います。しかし大学から欲しいと思われなければ落ちます。資格や経歴は加点となりますが、大切なことは、大学側は優秀な人が欲しいのではなく、大学に貢献してくれるプラスになる人を求めているということです。そのため誰にでもチャンスはあります。加点要素を持っている人はちゃんとした対策をしないと落ちるし、加点要素がない人でも合格を勝ち取れます。私が思う一番大切な対策は自分と大学を知り尽くし、マッチさせることだと考えています。具体的には大学の行っている独自の取り組みと自分の興味、将来の夢の繋がりを見つけることです。面接ではその大学でなければならない理由が問われます。この問いへの答えで大学から欲しいと思われれば合格し、いらないと思われれば落ちます。まず大学について知る方法として、ホームページやオープンキャンパスなどがあります。ここで大切にして欲しいことは、集める情報の深さです。ホームページを隅から隅まで見漁って、オープンキャンパスに行き、詳しく話を聞くということは大切です。しかし、これはみんながやっていて当たり前のことなので、その集めた情報から深さを出すことが大切です。大学が力を入れていること、その大学しかやってないことを探しだしてください。次に自分を知る方法です。自分がどういう人間なのかを知っていることが、総合型選抜、学校推薦型選抜で大切です。自分を知る上でまずは、学校生活を大切に全力で楽しんでください。何気ない日々を大切にし、面白かった瞬間や悔しかった瞬間など自分の感情が大きく揺れ動いた瞬間を忘れないようにしてください。そういった瞬間から自分の特性や興味があることを見つけます。そうして調べた大学の特徴と自分の特性、興味をうまく繋げてしゃべることができれば、大きな武器となり、うまく受験を進めることができると思います。

 最後に話すのはこれから受験を迎える人たちみんなに聞いて欲しいことです。受験を迎えるにあたって、楽な道というのは存在しません。推薦入試の場合、その人は受験までの道がしんどく、厳しい日々だったと思います。総合型や学校推薦型選抜は受験までの道のりも継続した努力が必要で、受験対策も厳しい道となります。一般受験の人は長期に渡る勉強の日々が待っています。そのため、楽な道を選ばず、自分の進路のために苦しみを受け入れて、覚悟を決めて頑張って欲しいと思います。早くから覚悟を決め、早い段階から死ぬ気で頑張るほど合格は近づきます。また、私自身受験で不合格だった当時は絶望でした。ですが、今は一度不合格を経験できてよかったと思います。私たち受験生のゴールは大学に入学することではなく、その先にあります。挑戦して失敗したとしても、それは経験となり今後の自分に生きてきます。最後に、自分の進みたい道に向かって、挑戦してみてください。受験は自分を大きく変えるチャンスです。受験を通して、みなさんが人として成長できることを願っています。

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Jさん 関西学院大学 教育学部 教育/幼児教育学科

 私は関西学院大学教育学部に一般選抜で合格しました。今回は受験を通じて私が学んだことをお話ししたいと思います。

 まず私が志望校を決めた時期は3年生の春頃です。これを聞いて皆さんには遅いと感じて欲しいです。それまで私は進路について自分には関係ないかのように何も考えていませんでした。ですが、周りの人が志望校を決めていくにつれ焦りを感じ、まずは自分が何をしたいのかを考え今の大学を志望することにしました。私がしたかったことは一人暮らしです。そのため、まずは県外を視野に入れて大学を探しました。また、将来保育士になりたいので幼児教育を学べるところを調べました。

 初めは関関同立に憧れがあって志望しましたが、実際にオープンキャンパスに行ってみると、校舎や雰囲気に惹かれ、また幼児教育を実践的に学べる環境に魅力を感じて、この大学に入りたいとより強く思うようになりました。将来の夢がある人は決めやすいと思いますが、まだ決まっていない人は自分がどんな分野に興味があるのかを考えてみるとよいと思います。

 志望校が決定したことは良いものの、私は塾に通っていなかったため勉強法がわからず自分なりにインターネットで調べて参考書を買いました。私のように勉強法に困っている人にオススメしたいのは、まずは英単語から勉強してください。英語はほとんどの大学で必要な科目です。毎日単語帳を見れば受験の日までに必ず覚えられます。ぜひ今日からやってみて下さい。

 試験内容についてですが、私立大学の多くはマーク式です。方式によっては記述問題もあります。マーク式のため、どの科目も問題数がとても多く時間内に解き切るのがまず難しいです。私は英語が苦手だったので、まずは単語や文法を身につけました。特に嫌いな長文はスタディサプリの講義を見て解き方を学びました。受験生にやってほしいことは過去問をたくさん解くことです。私は10年分以上解きました。そのおかげで傾向を把握できたし、実際に時間を測って解くことで自分に合った時間配分も理解できます。こうした対策に早くから取り組むことが大切です。

 私は1、2年生の時勉強をサボっていたことを後悔しています。もし部活などで放課後の勉強時間が削れるという人は、朝勉強するのがいいと思います。私は早起きが得意だったので毎朝学校の自習室で勉強していました。朝は脳が疲れていないため集中できるし、勉強時間も確保できるのでオススメです。

 受験というのは全て上手くいくことは少ないと思います。そもそも私は勉強が大嫌いで、志望校も初めはE判定、直前期でもC判定しか取れませんでした。受験生だった当時、先生方が何度も言っていた現役生は試験当日まで伸びるという言葉をあまり信じていませんでした。ですが実際には苦手としていた英語が試験本番ではこれまでで最も高い点数が取れたり、休憩時間に確認した暗記事項がそのまま出題されたりするなど、最後まで諦めずに取り組むことの大切さを実感しました。

 受験生はこれからが大変だと思いますが、日々の積み重ねは必ず自分の力になります。そしてその力は必ず結果につながります。自分のペースで最後まで頑張って下さい。このスピーチを聞いて少しでも勉強のモチベーションが上がってくれたら嬉しいです。

 皆さんが悔いのない受験生活を送れることを願っています。

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