卒業生の受験体験記(令和6年度入試)
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Aさん 広島大学 人文学部 人文学科 合格
私は広島大学文学部に一般受験で合格しました。私が受験を通して大切だと思ったことを3つ伝えたいと思います。
1つ目は定期テストで手を抜かないで勉強することです。定期テストは単元ごとに区切られて行われるのでその都度、知識の整理をすることができます。特に理科社会科目のテストを大切にして欲しいです。受験勉強では英国数を優先的に学習するべきなので、理科社会科目の学習時間は必然的に少なくなってしまいます。そのため定期テストの機会を活かして、各単元の本質を理解する勉強法がおすすめです。例えば歴史の場合では、流れを理解した上で覚えたり、理科の場合では、なぜその現象や式になるのかといったことを理解したりすると頭に残りやすくなります。またテストで良い点数をとり内申点を高く維持出来れば、大学の推薦を貰うことも可能になるので、毎度の定期テストを大切にして欲しいです。
2つ目は早めに志望校の目処を立てるということです。大学のホームページやパンフレット等を用いて、自分の学びたいことに沿った教育をしている大学を調べることが大切です。なぜかというと、早めに明確な目標を立てておくことで勉強のモチベーションの維持につながり学習意欲が高まるからです。私は志望校を決める時期が遅く、決めるまでは少しダラダラと勉強してしまったので早めに考えていればもっと余裕を持って勉強できたかなと、今では思っています。
3つ目は諦めないことです。私は今まで受けた模試では最高でもC判定でDやE判定をとる時もありました。現役生は秋頃から成績が伸びると言われましたが、私は秋になってもあまり点数は上がらず、自分を疑ってしまうこともありました。だけど、広大に絶対合格するという誰よりも強い意志をもって最後まで勉強し続けたからこの結果があると思っています。今、模試の成績が悪くても志望校を下げる必要は無いです。自分を信じて受験のある日まで努力し続ければ、自ずといい結果に繋がるはずです。
最後に、皆さんはなぜ勉強が必要だと思いますか。
勉強は面白みも無くて、将来役に立たない公式や物事などがほとんどかもしれません。私が思う勉強の意義は、「自分を理解する」ということです。1度真剣に勉強と向き合って見て下さい。勉強を通してでしか知り得ないことがきっとあると思います。英語を話せるようになりたい、数学についてもっと知りたい等感じることがあるかもしれません。勉強を通じて初めてわかる自分の得意不得意を理解することは、自分たちの将来の選択肢を増やすことへ繋がると考えています。また勉強を通じて、私は今までは気づくことのできなかった自分を支えてくれる家族や友人、先生方といった身近な人々への感謝の気持ちや、自分自身への大きな自信を持つことができました。
1年生はあと2年、2年生はあと1年。将来後悔のない学校生活を送って欲しいです。皆さんが志望校に合格することを願っています。
Bさん 県立広島大学 生物資源科学部 生命環境学科 合格
私は、推薦入試について話したいと思います。私が思う推薦で大事なことは主に二つあります。日頃の授業やテストを真剣に受けて高い成績を目指すことと、面接や小論文の準備をしっかりする事です。
1つ目の日頃の授業やテストを真剣に受けるというのは、当たり前のことですが、意識して受けている人は少ないと思います。授業の態度やテストの点は成績にも関わってくるので提出物を出すことはもちろんのこと、テストでは定期テスト、小テストどちらとも八割九割を狙って勉強するようにしましょう。部活などで勉強時間が取れず悪い点数を取ってしまうこともあると思いますが、一度や二度悪い点数を取ったからといって諦めずに、次のテストで巻き返そうと思うことが大事です。実際私は物理基礎が苦手で定期テストで33点を取ったことがあります。しかし、次の定期テストで頑張って81点を取ることができ、成績を維持することができました。推薦入試では多くの場合国公立では4.0以上、私立大学では3.0以上の成績をとらないと受けることもできません。進路がまだ決まっていない人も受験の際成績を気にせずいられるよう、授業とテストを真剣に受けてください。
2つ目について、面接や小論文の準備をしっかりするというのは、自分が行きたい大学のオープンキャンパスに行ったり、過去問をたくさん解くことです。私は、高校2年生、3年生の2回オープンキャンパスに行って、模擬講義、大学説明会、学園祭といった多くの行事に参加して、志望理由を書くための資料集めをしました。大学に行く回数が増えていくにつれて、その大学の雰囲気が分かってきます。大学側がどのような生徒を欲しがっているのかが分かり、面接の際にも大いに役に立ちました。自分がもしその大学に入れたら、どの教授のどんな講義を受けたいのか、入った後のことを具体的に考えることも重要です。また、様々なボランティアやプロジェクトに参加することも大事です。自分の経験を増やし、志望理由や面接に活かせるからです。私は、志望理由書に<わたし>プロジェクトのことを書いて、そのことについて面接の時に具体的な感想を聞かれました。<わたし>プロジェクトは沼田高校独自の取り組みであるため、<わたし>プロジェクトといったような気になるワードを志望理由に入れて面接で聞かれるように仕向けることも一つの手です。
小論文についてですが、私が受けた小論文は特殊な小論文で、生物基礎、化学基礎、数学などの知識も必要だったため、学校では担当の先生以外の先生にも沢山教えてもらいました。学校は塾と違ってお金がかかりません。そのため使える術は全て使いましょう。私は受験の一ヶ月前から進路指導室に毎日のように行って面接と小論文の練習をしました。その努力が受験当日の自信にも繋がって本来の力を出し切ることができたと思います。
今、自分の夢や目標がなくて進路を悩んでいる人は多かれ少なかれいると思います。私も2年生の冬ごろまでは明確な目標を持っていませんでした。しかし、夢や目標というのは突然何かをきっかけにできたりするものです。日頃から勉強しておけば急に自分の進みたい道が決まっても対応することができます。とりあえず定期テストから頑張ってみて下さい。頑張れば頑張るほど周りの人は応援してくれます。もうすでに夢や目標がある人も最後まで叶えるための努力をし続けて下さい。応援しています!
Cさん 広島市立大学 芸術学部 デザイン工芸学科 合格
私は、広島市立大学の芸術学部デザイン工芸学科に総合型選抜で合格しました。総合型選抜では、作品ファイルと自己推薦書、テーマに応じた課題作品の写真の提出があります。試験当日は小論文と面接があり、これらの対策を同時進行で進めなければいけないので本当に大変でした。総合型選抜を受けるにあたって、私が大切だと感じたことを3つお伝えします。
1つ目は作品ファイルや自己推薦書をとりあえず形だけでも作り、先生などに添削やアドバイスをお願いすることです。この2つは早い段階から準備ができるので、早めに取り組むことに越したことはありません。最初は荒削りでもいいので、元となるものを作り、先生に見てもらって徐々に完成させていきましょう。しかし注意してもらいたいのが、試作を繰り返していく段階で自分が最初に考えていた意見や目標があやふやになってしまうことです。私のおすすめは、一番最初のアイデアを出していく段階では、文章や作品ファイルのレイアウトは考えずに自分のやりたいことや目標を箇条書きで書いておくことです。自分が何を土台としてこの先頑張っていくかは変えずに、そこから派生したやりたいことは周りの人のアドバイスをもとにより良い形にしていく、そのような意識を持っておくと自己推薦書や作品ファイルだけでなく、面接などにも役立つと思います。
2つ目は、面接練習です。総合型選抜では面接が重要になってくるので、練習を重ねて自信を持って本番に挑みましょう。ですが、面接に苦手意識があったり不安に思う人もいると思うので、私なりの対策法をお伝えします。まず面接の対策として、質問に対する答えを文章にして、それを丸暗記するやり方をする人がいます。人には向き不向きがあるので一概には言えませんが、私はこのやり方はあまりおすすめできません。練習では平気でも、本番になるといつも通りにはいかないものです。ただでさえ緊張しているのに、丸暗記したものを忘れないようにすること、間違わずに書いたものをそのまま話すことをこなすのは、なかなか難しいように思います。なので私は最初に、自分が大学に進学してから取り組みたいことと大学を卒業してからやりたいことを具体的に考えて、面接を担当してくださった先生や担任の先生に話してみました。その時に質問されたことや頂いたアドバイスをもとに、さまざまな質問に対しての答えを出していきました。その時も、「絶対にこう答える」と決めておくのではなく自分の話したいことの一番重要な部分を決めておいて、その部分をしっかり伝えられるよう練習をしました。少々文がおかしくなったり、詰まったりしても焦らずに、自分の考えを理解してもらえるように話しましょう。面接に苦手意識がある人は、形にこだわらずにまずは先生と会話をして、どのようにすれば伝わりやすいかを試していきながら慣れていくといいと思います。
最後に3つ目ですが、私が受験を経験して大切だと感じたのが、周りの人と会話をすることでした。私は課題作品のテーマが出てからはほとんど家にこもって制作をしていました。最初はたくさんアイデアを出したり楽しく制作できていましたが、だんだんと迷いができ始め、制作が手に付かないほどメンタルが落ち込んでしまいました。わずか10日ほどで完成させなければいけないという焦りもあり、どうすればいいかわからなくなっていたと思います。そこで美術を担当してくださっていた先生に会いに行き、作品をどう完成まで持っていくか相談しました。アドバイスをいただいて、最終的に私が考えていたものより遥かにいいものを作ることができました。もしあの時気持ちを切り替えてアドバイスをもらいに行っていなかったら、作品は出来上がっていなかったと思います。これは芸術学科を受けたいと考えている人たちだけの話ではないと思いますが、どんなに優秀な人でも1人だと限界があります。ほとんどの受験生がトントン拍子に進むことはないと思いますし、私のように気持ちが沈んでしまったり、諦めた方が楽だという考えになってしまう方も多いと思います。進むべき方向がわからなくなった時は迷わず周りの人を頼りましょう。先生でも家族でもいいですし、友達と話してみるのも良いです。そこで得られた意見が自分の作品をより良くさせてくれます。また、自分の作品を見せて意見をもらっておけば、本番に感じる不安も多少は和らぐと思います。根を詰めすぎずに柔軟に課題に向き合っていきましょう。
この話が総合型選抜を受けたいと考えている方たちの参考になれば幸いです。最後まで自分を信じて頑張ってください!
Dさん 広島市立大学 国際学部 合格
私は学校推薦型選抜で合格することが出来ました。今から、私が受験を通して大切だと思ったことを紹介します。まず、勉強よりも前にするべきことが2つあります。1つ目は、色々な大学のオープンキャンパスに行くことです。オープンキャンパスでは大学側は色々な魅力を最大に紹介してくれます。そこの講義などを受けることで自分がやりたいことが見つかったり、面白いと思ったりするかもしれません。志望大学が決まってない人はもちろん、決まっている人でも色々な大学のオープンキャンパスに行って自分の行きたい大学を見る視野を広げて欲しいと思います。
2つ目は、勉強の計画を立てることです。勉強をする時、必ず目標が必要になってくると思います。そのためには自分にあった計画を立てることがとても大切です。特にオススメすることは、先輩からアドバイスを聞きながら計画を立てるとよいかもしれません。先輩は受験を乗り越えてきた受験の経験者です。色々失敗したこと、成功したことなど計画に必要な材料が沢山聞けると思います。もし同じ大学を目指した先輩とかがいれば、その先輩に計画を立ててもらうのも良い考えだと思います。私は、合格した後でも、今でも「あの時こうすれば絶対成績伸びてたな」と思うことがあります。絶対スポーツでもなんでも1回目よりも2回目の方が上手くいきます。経験すればするほど、自分のやるべき事が分かってきます。しかし受験は何回もやれるような話ではないです。それを踏まえた上で、受験を乗り越えてきた先輩たちの声を聞くのはすごく大切な事です。
次に勉強について話します。まず英単語、古典単語は早めのうちにやることが絶対楽です。2年生が終わる頃までに覚えておくことがベストです。3年生になったら、英語や古典では文法を夏休みまでに終わらせておくこと。夏休みからはひたすら演習することをオススメします。共通テストは時間との勝負です。私が失敗したことは、英語で単語を必死にやりすぎて長文に触れる時間が少なくなり、時間通りに出来ませんでした。時間内に解けるようになるのは、短期間で出来るようなものじゃないです。演習は早めのうちから初めて、時間に慣れることが最大のポイントです。
次に、学校推薦について話します。学校推薦型で受けようと思っている人は、まず何故自分はその大学に入学したいのか、そこで何をしたいのか明確にしてください。明確になった後はそのやりたい分野について知識を増やし、詳しくなってください。私はその分野についての本を読んだりして知識を増やしました。知識がないと面接では語れません。知識と自分のやりたいことを繋げながら、大学入学後勉強している姿を想像してみてください。
受験はすごく長いです。正直、まだ時間の余裕がある夏休みまでは 余裕があるからこそ「まだ頑張ろう」と思えました。しかし10月くらいになって時間がなく焦り始めると「もうこんなもんでいいかな」と諦めや怠惰な心が出てきます。そこの期間をいかに諦めず、みんなと頑張っていくかどうかだと思います。粘りずよく頑張ってください。公民館の自習室など自分の勉強スペースを確保すること。定期テストや小テストは今後の受験に絶対繋がっています。全力で取り組んでください。応援してます!
Eさん 広島市立大学 情報学部 合格
私は学校推薦型選抜で合格しました。良かったことは志望校を2年生の夏に決めたことです。そのおかげで受験勉強に早くから取りかかることができました。元々⼀般入試の志望でしたが、定期テストも頑張り、きちんと受けていたので学校推薦で市立大を受けることができました。学校でよい成績を取っておくといいことがあるので頑張りましょう。
推薦の勉強についてです。市立大は国語・数学・英語の総合問題と面接です。英語については単語を中心に勉強しました。 LEAPのpart3までをほぼ完璧にしました。数学は授業をしっかり聞いていたので、問題なく勉強出来ました。ちゃんと日々の授業を聞きましょう。私は⻩チャートのコンパス2までを全部、過去問に似た問題がコンパス3にあればそれも全部3周しました。⼤事なのは数Ⅲの微分です。数学の過去問と数Ⅲは⾯接練習担当だった数学科の先生に特訓してもらいました。皆さんも担当の先生の指導をしっかり受けましょう。力が⾝につきます。⾯接はとにかく喋れば⼤丈夫です。
私の経験からいうと、とにかく数学が⼤事です。情報科学部なので数学ができる⼈がたくさんいます。さらに基本的な問題なので落とせば差が開きます。⾒直しは絶対やりましょう。実際に2問計算ミス⾒つけましたが、なんとかセーフでした。後は運に任せましょう。頑張ってください!
またプログラミングについて深く知っておきたいと思い、3年の夏休みに大阪で5日間プログラミング体験をしました。実際に触ってみないとわからないこともあり、本当に自分は情報科学部が向いているのかどうかも知ることができるよい機会でした。志望理由書にもこのことを書き、話のネタにもなりました。面接官もたくさんこの経験についての質問をしてきました。他の人とは一味違う内容の濃い話ができ、印象を残せた気がします。自分のために何らかのイベントに参加することを勧めます。
Fさん 島根大学 総合理工学部 物質化学科 合格
こんにちは。僕は広島大学を受けて前期試験が不合格で後期試験で島根大学を受けました。他の人たちは成功体験とか勉強で大事なことを話すと思うので、僕は失敗談を話します。
僕は3年生で部活を引退してそこから勉強を始めました。もし落ちたときあのとき頑張っとけば…って思いたくなかったので、夏休み冬休みは毎日10時間とか平気でしてたし、本番直前は13時間とかした日もありました。友達と遊んだりやりたいことしたい気持ち全部抑えて1年間ほんとに耐えて頑張ってました。共通テストは順調に終わってぼちぼち点は良かったです。2次試験得意だったからこれはいける!って思って、そこから2次試験本番まではそれまで以上に勉強しました。だけど2次本番の日に、広島大学に向かってる途中で、バックの中をみてみたら僕は時計を忘れてました。時計がなかったらどのみち試験を録にできないので、取りに行くしかないってなってそんなことしてたら広大に着いたときには時間ギリギリになりました。なんやかんやあって試験の手応えはボロボロになりました。そしてちゃんと手応え通り落ちました。もし時計忘れてなかったら受かってたのかはわかんないし、第一時計忘れたのが悪いんですけど、結果的には1年間頑張ってきた分すごく不完全燃焼だし、親や先生、一緒に頑張ってきた友達に申し訳なかったです。何より本気で頑張ってきた自分が誰よりも悔しかったです。
共通テストも2次試験も本番1発勝負です。こんなことが平気で起こります。まさか自分がそんなこと、ってみんな思うし、俺も思ってたけど起こります。これを聞いてるみなさんには絶対こんなことしてほしくないので、本番の日は3回は持ち物確認と行き方の確認をしてから行ってください。
暗めの話になってしまったので、最後に僕がこの1年間がんばってよかったことを話します。
まず、そこそこ頭が悪くても本気でがんばれば国公立には行けます。僕は部活もやってたし塾は行ってないしフロンティアでもないけど、1年間ちゃんとやれば、学年トップには入れるし、国公立は正直行きたいとこ広大とかじゃない限り選べます。
次に、受験を一緒に頑張った友達とはほんとに仲良くなれます。長く苦しい経験を一緒に乗り越えてきたので、ほんとにこれからも仲良いだろうし友情は深いです。
他にも受験で得られるものはたくさんあります。受験は合格することが全てじゃないです。正直なことを言うとそんな綺麗事より合格したかったって思うけど、この1年間にはものすごい価値があったなって10年後20年後思えるんだと思います。
これから一般受験に向けて頑張る人たちはほんとに長くて苦しい戦いになると思います。これから先大変だと思うけどみんなが合格できるように応援してます!
ありがとうございました!
Gさん 島根大学 医学部 看護学科 合格
これから受験勉強を始めるみなさんに私が受験を通して大切だと思ったことを3つ伝えたいと思います。
1つ目は、毎回の定期テストを怠らないことです。私は、推薦で合格したいと考えていたため、1年生の頃から定期テストは全教科90点代を目標にして取り組んでいました。これは、推薦を貰いたいと考えている人だけでなく、一般で行く人にも大切にして欲しいです。「定期テストなんて覚えてもすぐ忘れるから意味ない。」なんて思っている人がいるかもしれませんが、私は共通テストを受験し、定期テストを頑張っていて良かったと本当に実感しました。受験勉強を始めた頃は、忘れてしまっていることが多かったですが、思い出し始めたらスムーズに勉強ができました。そのため新2、3年生には、次の定期テストからでも遅くないので本気で取り組んでほしいです。
2つ目は、部活動は最後までやり切ることです。私は、吹奏楽部に所属しており、3年生の文化祭で引退しました。2年生の冬頃にはクラスの友達が勉強に専念するために部活を途中で引退したり、みんなが受験勉強に取り掛かり始め焦りがでてきたりして、私も辞めようかなと思ったことが何度もありました。部活をしていたら勉強時間は限られるし、家に帰ってやる気が出ないこともあるかもしれません。しかし、辞めた後はやらないとやばいという気持ちになり、すぐに切り替えて受験勉強を始めることができました。夏に引退という人でも部活は続けて欲しいです。でも切り替えは何よりも大切です。勉強と部活との両立は大変ですが、最後までやり切ることで受験が終わった後に必ず、やって良かったと思えると思います。
3つ目は、最後まで諦めないことです。私は、2年生の冬までは専門学校を志望していました。それは、模試で偏差値50を超えたことはほとんどなく、「自分なんかが国公立なんて無理。」とずっと思っており、内心諦めていたからです。しかし、周りの友達が合格するために必死に勉強をしている姿を見て、取り敢えず私も国公立大学を目指そうといった軽い気持ちで3年生の春から目指し始めました。勉強しているのに模試の点数も中々上がらずモチベーションも下がるし、周りの友達の点数を聞いて尚更自分に自信がなくなってしまいました。また、多くの先生が言う「冬までは伸びる。」という言葉も信じられませんでした。しかし、諦めずに本番の前日まで勉強を続けたことで、11月頃までずっとE判定だった私でもそれから少しずつ判定も上がり、本番の共通テストでは、自己最高点を取ることができました。そこで初めて先生の言葉を信じて良かったと思えました。だから今、全く国公立大学を志望していない人でも、諦めずに是非高い目標を持って前に進んでいってほしいです。
受験勉強は私が思っていた以上に長かったし、しんどいことも多かったです。それでも乗り越え、国立大学に合格できたことによって自分に自信を持つことができ、最後まで諦めずに頑張って良かった、と心から思えました。受験勉強は早めに始めて絶対に損はないので、今日からでも英単語を少しずつ覚えるなど受験に向けて取り組んでいってほしいです。応援してくださっている先生方、家族、友達への感謝も大切に!応援しています!
Hさん 島根大学 法文学部 言語文化学科 合格
私は、島根大学法文学部に総合型選抜で合格しました。受験するにあたって、感じたことや思ったことを3つ話します。
まず、1つ目は『始める時期は多分関係ない』ということです。
私が総合型選抜を受けようと決めたのは三年生の8月、オープンキャンパスに参加してからです。それまでは、ふんわりと「国公立の大学に進学したいなぁ」と思っていただけで、この受験方法を視野に入れたのもオープンキャンパスに参加する直前でした。もちろん、早くから志望校を決めて取り組むのが一番良いと思いますが、強い気持ちさえあればいつどのタイミングから取り組み始めても合否には関係ないと思います。自分が本当に行きたいと思うところ、夢の実現に近づけるところをじっくり探してみてください。
2つ目に、「自分の“好き”や“得意”を武器にする」ということです。
私は、小さい頃から物語が好きです。小説に限らず、マンガやアニメ、歌など、様々な物語をきっかけにいろんなことに興味を持ったり挑戦したりしてきました。受験では、これらの経験が私の武器となり、面接でも胸を張って答えることができました。どんなことでもよいです。勉強に関係あることでも関係ないことでもよいので、自分の“好き”や“得意”を突き詰めてください。興味のあることはとことん調べて、研究して、行動に移してみたり、限られた環境でも出来ることを探してみたりしてください。その経験はいつか必ず、どこかで役立つし、自分の武器になると思います。周りに反対されたり、辞めろと言われることもあるかもしれません。それでも本当に好きなら、本当にやってみたいと思うのなら、諦めずにその気持ちを大切にしてあげてください。
そして3つ目、周りとたくさん話すことが大切だということです。友達、部活の仲間、先輩、後輩、先生、親など。楽しい話題でも、愚痴でも、相談でも、話せることはどんどん話してみてください。受験期はどうしても視野が狭くなりがちですが、話すことで心に余裕を持つことができると思います。実際、私は志望理由書の添削の時や面接の個人指導でたくさん先生と話をしました。改めて自分と向き合うことができたし、短期間だったけどしっかりと準備することができました。また、受験期でも部活の同期や友達とたくさんおしゃべりをしました。会話に深い意味はなかったけど、それらの時間は私にとって本当に楽しくて、良い意味で気を抜ける時間でした。周りと話して、吐き出せることは吐き出して、視野を広く保ってください。きっとそれが、メンタルケアにもなると思います。
最後に、勉強、スポーツ、趣味など、何かに対して全力で向き合っている人は、本当にかっこいいです。大変なこともしんどいこともたくさんあると思いますが、その先で必ず良いことがあると信じて、今を全力で走り抜けてください。
Iさん 福岡教育大学 教育学部 初等教育教員養成課程 芸術・実技教育プログラム 合格
私は、福岡教育大学に学校推薦型選抜で合格しました。私が受験生として過ごしてみて、大切だと思ったことを 4 つ 伝えたいと思います。
1つ目は、人間関係の大切さです。 誰かを思いやり、助けたり、支えたりすることは、自分自身も成長するチャンスです。相手の視点に立ち、物事を考え、 感謝を忘れず生活することで、周りの人々とのつながりを深めることに繋がります。そうすることで、受験期になる と、おのずと周りがたすけてくれるようになります。受験は、団体戦というように、一人では超えられない壁も、仲間達、先生方、家族、多くの支えと共に乗り越えてほしいです。
2つ目は、人に頼る勇気を持ちましょう。 受験期は一人で抱え込んでしまいがちですが、周りの人々からのサポートはあなたの力となります。家族や友人、先生や先輩たちはあなたの成長を願っている存在です。困難な時や悩んだ時に相談してみてください。人に頼る勇気 は、単なる弱さではなく、学びや成長のチャンスでもあります。相手に自分の弱さや不安を打ち明けることで、新たな解決策や支えの手が差し伸べられるかもしれません。自分だけで抱え込むと、限られた視野で物事を考えてしまい ますが、人に頼ることで新たな視点やアイデアを得ることができます。私もそうして、多くのことを乗り越え、志望した大学に受かることができました。
3つ目は、努力を惜しまないことです。受験は競争の中での戦いであり、努力を積み重ねなければ良い結果を得ることは難しいです。日々の学習や準備に時間を費やし、努力を惜しまない姿勢を持つことが重要です。努力を惜しまないためには、計画的に学習や準備を行 うことが大切です。まずは受験に必要な範囲や出題傾向を把握し、それに基づいて学習計画を作成してみてください。時間を効率的に使い、予習や復習をしっかり行うことで理解を深めることができます。また、努力を続けるためには、モチベーションを保つことも重要です。自分の受験の目標や将来の夢を思い浮かべ、それに向かって努力することで自分自身を奮い立たせることができます。私の大学は 11 月に、実技や面接、小論文を行い、1 月の共通テストも利用するという、あまり例のない形だったため、モチベーションの保ち方が分からなくなることもありました。そういうときは初心に立ち返り、「自分の目標は何か」と再確認していました。また、学習において楽しみを見つけることも努力を継続する上でのポイントです。好きな科目や興味のあるテーマを選んで学習することで、学習のモチベーション が高まることがあります。
4つ目は、体育コース生に向けてです。 私は寮生として、体育コース生として部活と勉強を両立していました。10月終わりまでは、すべての試合に参加し、部活をやり切り、11月から勉強にシフトチェンジしました。それでも、最後まで頑張れたのは、部活から多くのことを学び、そして、日々の授業と定期考査を大切にしていたからだと思います。そういった準備や、仲間たちの存在があったからこそ、自分の結果に繋がったと思っています。体育コース生でも国公立に挑戦できると改めて感じました。
最後に、私は、全ての模試で E 判定でした。自分が信じられなくなり、もうやめてしまおうかと思ったことが何度もあります。そんな時に助けてくれたのが、仲間達や先生、家族でした。多くの人達に支えられ、私は志望校合格を成し遂 げることができたんだと、心から思います。これから、多くの挫折が皆さんを待っていると思います。それでも、最後まで諦めないでください。自分を信じ、周りの支えや応援を自分の成長の糧にし、皆さんが、志望する道が叶うよう心から応援しています。がんばってください。
Jさん 広島市立看護専門学校 合格
私は広島市立看護専門学校に一般入試で合格しました。
今回は私が受験時にやっておいて良かったと思うことを3つお話したいと思います。
1つ目は、受験する学校のことをたくさん調べておくことです。過去問の傾向や面接の内容などは大体例年と変わらないと思うので、しっかりと対策をすることが大切です。特に専門学校は解答や解説が公開されていないところが多いので、私はそれぞれの教科の先生方に頼んで解答を作ってもらっていました。沼田の先生方は優しい方が多いので頼んだら引き受けてくださると思います!ただ、推薦の時期が近づくとどの先生方も本当に忙しそうだったので、なるべく早く行動することをおすすめします。看護の専門学校は面接が推薦・一般関係なくあるところがほとんどなので、自分が伝えたいことをしっかり喋れる練習をしておくことも大切です。
2つ目は、自分が将来どんなふうになりたいかをしっかりとイメージしておくことです。これはこれから専門学校を目指そうとしている方に向けて声を大にして言いたいです。専門学校は大学とは違い専門性が強いので、目指せる職業がかなり限られています。だからこそ、進路先を決める前にしっかりと自分の将来について考え、後悔のないようにするべきです。
3つ目は、諦めないことです。これは去年の受験報告会でもほとんどの方が語っていたのですが、私は当時そのことの重要性がよくわかっていませんでした。しかし、私が推薦入試で失敗し、一般入試で合格できた時に、諦めないことの大切さを肌で感じました。私は当時、一般入試で自分の苦手な教科が追加されることや、入試のチャンスが推薦含め2回しかないことのプレッシャーなどで、第二志望の学校に受かればいいかと思うようになっていました。しかし、諦めずに推薦入試の時に失敗してしまった数学や面接をしっかり対策し、苦手な英語にも真剣に取り組むことで無事合格することが出来ました。受験期になるとどうしてもネガティブになったり、自分と周りを比べて不安になったりすることもあるかもしれませんが、自分がやってきたことを自信にして、最後まで諦めずに頑張ってください。皆さんがそれぞれ目指す進路先に無事進めることを切に願っています!