私の受験体験記 2021(クリックで飛びます)
Aさん 広島市立大学 情報科学部
Bさん 広島県立大学 地域創生学部 地域創生学科
Cさん 安田女子大学 文学部 日本文学科
Dさん 叡啓大学 ソーシャルシステムデザイン学部 ソーシャルシステムデザイン学科
Eさん 広島工業大学 工学部 機械システム工学科
Fさん 広島大学 理学部 物理学科
Gさん 広島大学 工学部 第一類
Hさん 北九州市立大学 文学部 比較文化学科
Iさん 県立広島大学 地域創生学部 地域創生学科

Aさん
 広島市立大学 情報科学部 合格

 私は広島市立大学情報科学部に学校推薦型選抜で合格することができました。私は野球部に所属しており、3年生の夏休み直前まで活動していました。私が進路希望を決めたのは3年生の春頃でした。とはいえ、部活動をしていたのでそこまで勉強に専念できていたかといえば、できていませんでした。引退後からは共通テストの勉強と共に、推薦入試に向けての勉強を始めました。そこでマイスケジュールを活用しました。初めからいきなり1日に4,5時間やろうと思っても難しいと思ったので、1,2時間から徐々に増やしていく方式で勉強時間の確保をしました。

 推薦入試に向けて、まず行ったことは過去の問題の収集です。国語はとにかく文章を書くこと、数学はⅠからⅢまで全範囲、英語は「ターゲット」を用いて単語を覚えながら長文読解など、それぞれ自分が重点に置くものを明確にして取り組んでいきました。理系の国公立大学であったので、毎日数学と英語は欠かさず触れていました。これも大事なことだと思います。

 私は新たに参考書を買う必要はないと感じました。国語であれば、似た学部の過去の問題を解く、数学であれば教科書・「チャート」や「4プロセス」、英語であれば共通テスト用のリーディングの冊子など、今あるもので数をこなせば、自然と自分でもできてくるのがわかってくるので大丈夫だと思います。

 面接は、推薦入試の1ヶ月前ぐらいから練習を始めました。本番の入試を経験して言えることは、練習で言うことを準備してきて完璧に覚えたとしてもあまり意味がないということです。実際、準備してきたことは志望理由ぐらいしか聞かれていません。従って、面接は色々な先生に協力してもらって、場数を踏んでいけば自分の頭の中で文を組み立てられるようになれば大丈夫だと思います。面接は、慣れることが大事だと思います。

 今、受験勉強といっても何をしていいかわからない人も多いと思います。そういった人は、英単語や古文単語、漢字など覚えることから始めたらいいと思います。早いうちに基礎が固まれば、後々とても楽になってきます。特に、総合型選抜や学校推薦型選抜を考えている人は、早いうちから情報を集めていると有利だと思います。

 最後になりますが、部活動をやっている人は引退まであっという間に過ぎていくので後悔のないように取り組んでください。継続は力なりです。小さなことからコツコツとやり続けることが受験では大切だと思います。頑張ってください。

Bさん
 広島県立大学 地域創生学部 地域創生学科 合格

 私が受験勉強を始めたのはちょうど去年の3月頃です。1日10~12時間勉強してました。その結果、D判定止まりだった志望校の判定を、夏休み明けにはA判定にすることができました。ですから、皆さんには今のうちから学力を理由に志望校を絞らないでほしいです。

 私が勉強を頑張ることができたコツの一つ目はきっかけを持つことです。私の部活動は新型コロナウイルス感染症の影響で2年生の2月以降の大会がすべてなくなりました。このことは私には大きなショックでした。しかし、部活動は不完全燃焼で終わっても、受験では絶対そのような終わりにしたくない気持ちが沸き、勉強を頑張るきっかけとなりました。二つ目は自信を持つことです。十分な学力をつけておくことで「学校推薦型選抜や総合型選抜がだめでも一般で受かるだろう。」「これだけ努力したのだから自分はうまくいく。」という自信につながり、ポジティブになれるので自然と良い方向に事が進みました。三つ目は仲間を持つことです。模擬試験の結果が思うように出ず、後ろ向きだった私を周りの仲間が励ましてくれ、ともに志望校合格に向けて努力することで受験勉強へのモチベーションを保つことができました。

 最後に、部活動をやっている人は引退まで続けることをお勧めします。引退まで続けたことが受験に対する自信にもなり、最後まで心が折れることなく受験を頑張れるからです。推薦入試を考えている人は、受験する大学のことを徹底的に調べるのはもちろん、日ごろのニュースや授業中の先生方の雑談の中にも面接や小論文で使えそうな話題があるので、耳を傾けておくと他の受験生との差をつけることができると思います。支えてくれる人が周りにたくさんいるので,悩んだりした時は遠慮せずに頼ってください。コロナウイルス感染症や大学入試改革の中でも心が折れなかったので、みなさんもきっと頑張れると思います。応援しています。

Cさん
 安田女子大学 文学部 日本文学科 合格

 私がまず言いたいのは、小テストを1回1回大切にしてほしいということです。授業では、古文単語や英単語など多くの小テストがあります。直前の10分休憩で急いで覚える人、前日からしっかり勉強してテストを受ける人など、様々なタイプの人がいると思います。私は「急いで覚える」タイプでした。「ひとまず点が取れればいいや」という思いがあったからです。だから、たとえ満点が取れたとしても、その内容を自分の知識として頭に入れることができていたかというとできていませんでした。私の勉強は、その場しのぎの勉強だったからです。だから、小テストに出てきた単語が模試に出たりしても分からなかったし、受験勉強をする上でも単語を覚えることに時間を多く割くことになりました。普段から小テストでもしっかりと勉強して臨み、復習をしていくことで1,2年生のうちから知識を増やすことができます。そうすると、受験勉強を始めようと思った時のスタートラインが単語からなのか、その1つ上のステップからなのかで大きな違いが生まれると思います。今からでも小テストに対する考え方を変えてみてほしいです。

 私は、推薦入試で大学に合格したのですが、その後の勉強もとても重要になってきます。私の場合は12月上旬には合格をいただけたので、そこからは共通テストに向けた演習を始めました。共通テストは進路が決定している人もぜひ受けてほしいです。良い結果が出れば、自分に自信が持てるし、たとえ良くない結果だとしても、自分が苦手としている部分が分かるので、一般受験に向けて頑張っている人たちと一緒にその課題を克服するための勉強をすると良いと思います。私は、国語・英語・日本史を受験したのですが、日本史しか設定した目標点に届かなかったので、共通テスト後は国語と英語に絞って勉強しました。国公立大学の前期試験が終わるまでは必ず勉強を続けると決めていたので、自由登校の期間も学校の自習室で勉強していました。共通テストが終わってから卒業するまでの期間にやるか、やらないかで大学に入ってからの勉強も変わってくると思います。勉強をすることで損をすることは1つもありません。むしろ、得をすることのほうが多いです。これは皆さんに実際に体験してほしいです。

 私は、受験勉強をしていく中で「もっとできたかも」と感じることがよくありました。勉強をしている時に嫌なものや苦しいことから逃げている自分がいたからです。「もっとできたかも」と後悔しないためにも「ちょっと苦しいことの先」に挑戦してください。逃げないことで得られるものがあるはずです。

Dさん
 叡啓大学 ソーシャルシステムデザイン学部 ソーシャルシステムデザイン学科 合格

 私の合格した叡啓大学は文理選択に関係なく英語を基礎としてコミュニケーション能力や自ら考え・学ぶ力を養う大学だと思います。英語に興味があり文理選択に隔たりなく学習に取り組みたいという人にお勧めです。私も、最初は志望校には入っていませんでした。親に一回見てみろと言われてやっと説明会や模擬授業に参加しました。その模擬授業で叡啓大学を目指そうと思うようになりました。その要因の一つは、参加していた人や先生方の雰囲気が良かったことです。高校のように講義を受けて問題を解く形式が苦手だった私は、少人数編成で実践が多いことや教授の方々の経歴などが多岐にわたっていることにひかれました。

 私が、叡啓大学を目指そうと決めた時はすでに3年生の8月でした。出願に必要な英検2級も受験してないし、勉強計画も立ててないという状態でした。英検の受験を後回しにしていたことや目標設定を細かくしていなかったことが失敗でした。目標設定をするときは細かく決めて書き留めておき、毎日行う目標は低く、テストの点などの大きな目標は高くすると楽でした。

 推薦入試が始まるまでは共通テストに向けての勉強をしました。文系教科はやれば上がると思います。英語に関して、「リスニングは毎日5分英語を聞く」「毎日文章を目にする」それだけで受験の頃にはかなり上がると思います。国語も早いうちから毎日何かを読んでみてください。理科基礎は10、11月ごろからやっても間に合いますが、定期考査のときしっかりと覚えておくと楽です。地歴では世界史を選択しました。世界史はとにかく覚えるしかないです。覚えるのが一番大事な教科だと思います。覚えた数が多いほど情報をつなぎ合わせたときとても楽で、解けたとき一番開放感のある教科でもあり、やればやるほど一番伸びる教科だと思います

 叡啓大学の受験では、面接とグループディスカッションがありました。面接練習はいろんな先生にお願いするといいと思います。先生方にもいろんな考え方があるので自分がいいと思った考え方を吸収してみてください。また、テンプレートを覚えていくというより、自分の考えを整理しておくことの方が重要だと感じました。とにかく相手と会話することを意識しました。英語での質問もありました。ネイティブの先生でも意味を理解しようとしてくれるので単語を並べるだけでも違うかなと感じました。グループディスカッションはなかなか経験ができないと思います。SDGsの授業で全く知らない人とグループになって気まずい感じがしたと思いますがそれと同じです。とにかく落ち着いて会話してください。入試はZoomだったので、先生方とオンラインで練習することもいいと思いました。

 全体的に思ったことは、「受験を見くびらないようにする」ということです。面接のときこんな質問から聞かれると軽く予想していましたが、それを上回る質問が来ました。大学入学共通テストでも、英語で170点くらいとれるようになってきたし、簡単そうだと考えていたら、130点くらいまで落ちました。何がどうなるかは全く予想できません。勉強していても予想ができないから不安になります。点が上がらないと焦ります。それでも先生たちは必ず上がるといいます。それは事実です。周りを見てもそうでした。しかし,それは大きく高い目標はすぐに達成するのは無理だから不安になるんだと思います。だからこそ小さな目標を設定してそれを達成してみてください。

 みんなが勉強し始めるとできる人、できない人が出きます。そこで目の前でのことだけ見て悩むのではなく、クラス全体を見て質問しあってください。みんなの点数を聞いて落ち込むのではなく、点数の取れている人に「何でそんなにできるのか」聞いてみてください。それが広がって来た時、点数が上がりました。自分はこの状態にもう少し早くなっていたらみんなの点が上がったんではないかとずっと思ってます。最後の1年は一瞬なので頑張ってみてください。

Eさん
 広島工業大学 工学部 機械システム工学科 合格

 皆さんは大学受験、どう思っていますか。僕は、なめていました。その理由は、これまで努力をせずに自分の思い通りに人生が動いていたので、自分は「運がいい」と過信していました。しかし、高3の7月に予備校に模試を受けに行って、受験の難しさを思い知りました。そのあと、8月から受験勉強が始まりました。平日6時間、休日10時間以上の勉強、更に色々な所へ模試を受けに行き、分からなかったことを分かるようにしました。その結果、点数は微妙に上がりましたが、判定はE判定。しかし、色々なところへ模試を受けに行ったことで、見知らぬ場所でも緊張せずに試験を受けられるようになりました。そのあと、共通テスト対策をしていくと、元日の模試で、これまでの模試から100点ほど上がりました。

 国公立大学の後期試験まで受けて今思うことは、卒業式後も戦い抜く覚悟を自分は持つことができていたことです。その覚悟を持つために、僕は3つのことを得ました。それは、「地道に努力すると力がついてくること」「目標に向かって力を尽くすこと」「たくさんのことを経験して場所にも慣れて自分の課題を克服していくこと」。これが、僕が体感して得たものです。受験勉強を高校1年生から頑張っている人は、強かったです。しかし、今の時期で受験をなめている人がいるなら、まだ間に合うので今からでも地道に勉強を積み上げて欲しいです。

 最後に一言いうならば、「意識が変われば、行動が変わる。行動が変われば、習慣が変わる。習慣が変われば、人格が変わる。人格が変われば、運命が変わる。」このことに尽きると思います。これから頑張ってください。

Fさん
 広島大学 理学部 物理学科 合格

 私は、広島大学理学部に一般選抜で合格できました。受験について、勉強方法や今まで考えていたことを書こうと思います。

 今年は、「センター試験」から「大学入学共通テスト」に変わる年でした。3年生の12月から「大学入学共通テスト」だけに集中し、共通テスト対策の問題集をひたすら解きました。数学と英語は、授業で共通テスト対策の問題を大量に解いていたので、自分で新しい問題を解くことはしませんでした。しかし、授業中に理解できなかったところは家で調べ、復習も毎回しました。勉強方法について何をすればいいのか分からない人がほとんどだと思うので、教科の担当の先生に相談してみたらいいと思います。私は英語の担当だった先生に相談しましたが、本当に相談してよかったと思っています。

 私は3年生の時にストレスが一番多かったです。誰かに話すことが私にとってストレス解消法でした。話し相手がいないときは日記がオススメです。話したいことが溜まった時だけノートに色々書いていました。ストレスが溜まりすぎると良いことがないので、私はいつも深呼吸して心を落ち着かせていました。進路に悩んだり不安になったりしたときは、先生が書いてくださるメッセージや先生がかけてくださる言葉が私にとって一番の励みでした。

 2年生の時、物理の先生が“growth mindset”と“fixed mindset”という考え方を教えてくださいました。生まれつきの才能は関係なく、自分は成長できると思うことが大切だと教えてくださいました。

 私は、勉強したら絶対できるようになると思いながら勉強していましたが、いつもやる気に満ち溢れていたわけではなくて、つらい時が何度もありました。そのたびに、今日はここまでにして寝よう、と思った時もあったけど、そのつらさを乗り越えて、泣きながらでもあと1問、あと1問…と頑張ってきたことは絶対力になっています。受験は私にとって貴重な経験でした。「あー、自分成長したなー」と自分で思えたことが、高校生活で一番の喜びです。

Gさん
 広島大学 工学部 第一類 合格

 私は広島大学工学部第一類に合格することができました。私が、第一志望校である広島大学に合格できた要因と勉強する上で大事だと思ったことを挙げていきたいと思います。

 まず合格できた要因は二つあります。一つ目は、志望校をとにかく早い時期に決めていたことです。私の場合は、高校入学当初からずっと「第一志望校は広大」と決めていました。

 二つ目は、最後まであきらめずに粘ることです。例えば、模試で良くない判定が出たとしても勉強を続けることが大切です。私は三年間の模試で一度もA判定を出したことがなく、大学入学共通テスト本番でもC判定でした。それでも、合格できたのは、判定に影響されず、最後まで全力で取り組むことができたからだと思います。

 次に、勉強する上で大事だと思ったことは二つあります。まず、高校1、2年生のうちに理系なら文系科目、文系なら理系科目を仕上げておくことです。これをしておくと3年生になったとき楽です。また英語は文理問わずに必要となることが多いので、しっかりと3年間かけて勉強するといいと思います。

 二つ目は早い時期に過去問に触れておくことです。目安としては、3年生の10月頃に大学入学共通テスト対策に加えて二次試験の過去問を2年分ほど解いておくといいです。私自身、大学入学共通テストが終わってから初めて広島大学の過去問に取り組みはじめました。もともと過去問10年分に取り組もうと思っていたのですが、時間が足りず8年分しかできませんでした。従って,なので3年生の10月頃には2年分ほどこなしておくことをおすすめします。受験はとても大変ですが、そう感じた分だけ努力が実ったときの喜びは大きいですし、自分を成長させるよい機会だと思います。皆さんがベストを尽くし、第一志望校に合格できることを願っています。

Hさん
 北九州市立大学 文学部 比較文化学科 合格

 これから受験を迎える皆さんに、ぜひ心に留めておいてほしいことがあります。すべて私の体験に基づいたものですが、私が伝えることで皆さんの受験生活が少しでも有意義なものにできればいいなと思っています。

 まず志望校に関してです。私が今の大学を受験することを決めたのは大学入学共通テストが終わってからです。テスト前までは別の大学を第一志望にして勉強していました。しかし、本番で思うような点が取れなかったため、志望校を変更しました。私は最終的に志望校を変える形になりましたが、大学入学共通テストの結果が出る前に志望校を変更しなくて本当に良かったと思っています。それは受験本番までより高いところを目指し続けていたことが結果的に自分を楽にしてくれたからです。受験生になったらだれもが一度は見聞きする「志望校を途中で下げてはいけない」「受験科目は絞らない方がいい」という言葉は真実だと思います。あきらめる時間が早ければ早いほど妥協して、選んだ志望校に苦しめられるようになります。受験科目を早めに絞ってしまうと受験できる大学の幅が狭まります。皆さんにはそんな形で後悔を残してほしくありません。辛くてもぎりぎりまで自分の限界に挑み続けてほしいです。

 次に、具体的な勉強のやり方に関してです。無責任な言い方になると思いますが、人それぞれだと思います。だからこそ、自分に合った勉強の仕方を見つけるためにも、早めに受験勉強に取り掛かってほしいです。自分に適した勉強スタイルが定着すれば点数はおのずと伸びてきます。また、国語と英単語は皆さんが考える以上に重点的にやってほしいと思います。国語はよく「母国語だから」と後回しにしがちですが、受験の現代文はそんなに簡単なものでありません。古文も漢文も一応日本語ではありますが、数百年前に使われていた言葉なので、全く知らない言語を読むものだと考えて勉強した方がいいと思います。英単語は覚えていればいるほど強みになります。何を勉強したらいいのかわからない人はとにかく英単語を繰り返し暗記することを勧めます。

 最後に、受験に対しての気持ちについて書きます。私は受験生活において一番大切なのは気持ちだと思っています。勉強に対して前向きな気持ちが持続すればどんなに苦しい受験生活も乗り越えられます。私が受験生活にやる気を見いだしたのは、大学に合格することももちろんですが、受験自体に大きな意味があると思ったからです。受験を終えた今、その考えは正しかったと思っています。大学に合格するまでに得たものが自分のこれからの人生の軸を作っていくと確信しています。
私は受験勉強を通じて自分の得意とするところを知ることができました。自分が苦手とすることを克服する力や方法を養うことができました。それは皆さんにも当てはまると思います。勉強すればするほど自分のできないことが浮き彫りになり、投げ出したくなると思いますが、そこを乗り越えた先の達成感は何にも代えがたいものです。受験は自分自身と向き合い、高める貴重な機会です。あっという間に過ぎてしまうこの1年をどうか有意義なものにしてください。

Iさん
 県立広島大学 地域創生学部 地域創生学科 合格

 皆さん進級おめでとうございます。私の経験を伝えることで、特に、受験を控える新3年生の参考になれば嬉しいです。

 私は2年生まで志望校は私立大学でしたが、3年生から志望校を公立大学に決めました。大学入学共通テストに向けての勉強は、単語を覚えることが1番大切です。何から始めればいいか分からない人は、英語の単語を覚えるところから始めたらいいと思います。特に、英語は単語を覚えないと長文を読解することやリスニングの音声をききとることができません。また、英語は、過去問を解くというよりは、速く読む練習をしたほうが良いと思います。他の教科の過去問は、5年分以上を基礎がしっかり固まった上で解くことを勧めます。私たちの代から大学入試センター試験から大学入学共通テストに問題の形式が変わったので、1年生から受けている模擬試験を取っておいて、もう一度解くのもいいと思います。

 私は国公立大学を目指して受験勉強をして良かったと思っています。なぜなら、共に勉強をしてくれた友達のおかげで勉強するのも悪くないなと思えたからです。そして、自分にしては頑張った時期があったなと今振り返って思うことができます。もちろん勉強が嫌になったこともあったし、受験の日が近づくにつれ、不安が募りました。しかし、それまでに自分がやってきたことを信じて、自信をもって試験を受けるしかないです。

 また、周りに流されないことも大切です。一般で試験を受けると推薦入試を受けた人達より大学が決まるのが遅くなります。焦りから、早く受験が終わって欲しいと思うかもしれませんが、最後まで諦めずに頑張ってください!