学校生活

卒業生の受験体験記(平成31年度入試)


Aさん広島市立大学情報科学部合格

 私は後輩の皆さんに、受験生のつらい時期を乗り越える私なりの方法を伝えたいと思います。

 私は元々とてもネガティブで、すぐに焦ったり不安になる性格でした。そのため、勉強をしていても、「この勉強法合ってるのかな…」と何度も立ち止まりました。一番ネガティブになったのは夏休み明けです。毎日勉強していたはずなのに、何も学べていない感覚になり、ぶわーっと焦りが出てきました。そんな時、英語科の北村先生が相談に乗ってくれて、「過去を振り返って焦りながら勉強しても全く頭には入らない。焦るより、目の前の問題をちゃんと解けるようになればいい」とアドバイスをくれました。このアドバイスのおかげで私の不安は一気に減り、勉強もより頭に入るようになりました。「相談する」ということは、受験期にはとても支えになります。相手は誰でもいいですが、私のおすすめは信頼できる先生です。自分の中に不安をため込んでメンタルが崩壊しないうちに、相談できる相手を見つけておくといいと思います。

 また、他につらかった時期は、AO入試や推薦入試の合格者が増える時と、センター後です。AO・推薦入試で早くに合格した人たちのことは、気にしてはだめです!!私は気にしないために、SNSは一旦すべてやめました。意外とすぐに慣れます!

 そして、センター後は、みんな二次で必要な科目がバラバラなので、個人戦感が強くなったと感じました。特に私の場合、広島市立大学の情報科学部を受験したので、わりと二次の受験科目が多めでした。周りのみんなは一科目だけだったりして、少し気分が下がるときもありました。それでも諦めずに勉強し続けることで、またペースも戻ってくるし、先生や友達もとても応援してくれます。応援は本当に勇気づけられます!

 最後まで諦めるなとよく言われますが、実際に私も最後まで走りぬいたからこそ、分かったこと、得られたものがたくさんあります。貴重な受験生活、最後の最後まで楽しんでください!

Bさん県立広島大学人間文化学部健康科学科合格

 私は県立広島大学人間文化学部健康科学科に合格することができました。進路志望をはっきりと決めたのは3年生になってからです。2年生のときはぼんやりと県広に行きたいなと思うくらいでした。焦って決めなくても大丈夫だと思います。でも私は推薦入試を受けたので、推薦を受けたいと思っている人は面接などもあり、その大学の情報収集をしたほうがいいので早めに決めるのがいいかもしれません。私が志望を決めた理由は食べることやスポーツが好きで、その両方を学ぶことができ、興味深い実習が多かったからなので、自分の好きなことができるところが絶対にいいと思います。好きなことが学べないと充実した大学生活にならないと私は考えています。そのためにも私は部活を引退した後に情報収集などをしました。本当はもっと早くに準備するべきでしたが、部活のことを優先的に考えていたので遅くなってしまいました。しかし、部活を最後まで頑張ってこれたから受験も頑張れるという自信はつくと思います。私は部活で続けることの難しさと大切さを知り、受験勉強も同じだと思っていて、だから最後まで頑張れました。取りかかりは遅かったですが、夏に県広の公開授業を受けたりOCに参加して個人面談をしたりして情報収集をできるだけしました。面接の志望理由などに活かすことができます。また私の受けた学科は生物、食、病気などの口頭試問があったので、昼や放課後に何度も先生方のお世話になりました。それだけでなくセンター試験の理科系(生物・生物化学基礎)の点数も合否に関わるので他の教科も勉強しながら理科系を重点的に勉強しました。取りかかりが遅いほど焦って頭に入らなくなると思うので早いほどいいと思います。推薦を受ける人は特に時間が足りなくなると思うので登下校や朝、昼休憩など時間を上手に使うことが大切です。また日頃からコツコツしていると身につくと思うので頑張ってください。

Cさん福岡教育大学教育学部中等家庭科コース合格

<私の進路志望の決定時期>  1年生の時に大学の存在を知り、2年生の夏休みでオープンキャンパスに行った際にこの大学に行きたいと思い進路志望先に決めました。

<私が志望を決めた理由>  1番の理由は大学の雰囲気が私に合っていたことです。授業の体験や、サークルの見学はオープンキャンパスに行かないと出来ません。私は、自分の将来の夢に生かせる4年間を楽しんで送れる学校だなと体験などを通して感じたので、志望大学に決めました。

<準備の開始時期>  私が受験勉強を始めたのは2年生の終わり頃にあった受験報告会を聞いてからです。先輩方のスピーチを聞いた時、ほとんどの先輩が普段から勉強していたと言っていて、私は当時ほとんど勉強していなかったので、すぐに受験勉強に取り掛かりました。

<準備内容>  私はまず自分の志望校と滑り止めの私大で受験する際に必要な科目を調べました。これは、進路の横にある部屋に各大学の募集要項があり、受験形式や必要な科目が記載されているので、私はそれをみて調べました。その後、センター試験までに受ける模試の日程や回数、本番のセンター試験の目標点の設定をしました。私は模試ごとに、自分の取った点数と、目標点や前回の模試の点数とを比較していきながら各科目ごとの勉強計画を立てました。また、秋頃からはセンター試験の過去問を解いて、夏に理解出来ていなかった科目の分野の勉強をし直したりしていました。

<頑張っておいてほしいこと>  私がこの1年間で1番後悔していることは夏休みの過ごし方でした。夏休みに何をどれだけ頭に入れないといけないのかということをあまり考えずに過ごすことは絶対にしないで下さい。 また、国数英の3科目がセンター試験でいる人は、夏休みにしっかり頭に入れることがセンター試験直前に理社をする余裕につながると思います。秋になるにつれて私大推薦で決まった人が増えて気持ち的にしんどくなる時期があります。でも、自分以外で国公立を目指している人や、私大の一般まで頑張っている人も必ずいます。周りの雰囲気に負けないことが受験生の大切なことです。

Dさん佐賀大学理工学部理工学科合格

 自分は部活をしていませんでしたが、1年生と2年生の時は、テスト週間だけしか勉強をせず、課題もほとんどまじめにしていなかったので、数学が人並みにできるくらいで、それ以外の科目はほとんどできませんでした。

 しかし2年生の3月に国立の大学に行きたいと思うようになりました。まずは志望校を決めてからインターネットで受験についての情報を集めて、1年間のおおざっぱな計画表を作り勉強を始めました。受験では、情報を集めることが大事なのでやってみてください。

 自分は理系だったので、理系はやっていくうちにだんだんと好きになり、成績も上がっていきました。ですが英語は全然上がりませんでした。正直英語にはかなり時間をかけて勉強しましたが、マーク模試では半分もないくらいの点数でした。ですが、11月12月になったときくらいに急に点数が上がってきました。高2の2月に受けたマーク模試では60点くらいでしたが、本番では失敗しましたが、140点取れました。英語は成績が上がるまでかなり時間がかかるので根気強く頑張ってください。

 あと息抜きは大事です。人の集中力はあまりながく続かないので適度に休憩を入れるのが良いと思います。自分もスマホで動画を見たりしました。

 もし受験勉強のやる気がなくなり怠け始めたら志望校をあげてください。自分は夏休み明けに怠け始めたので志望校の偏差値を上げました。そうすると勉強のやる気が出るのでおすすめです。

 受験は長くとても大変ですが、終わってみたらとても良い1年間だったなあと思います。だから悔いのないよう勉強して下さい。

Eさん修道大学商学部商学科

 私は3年の夏まで野球部に入っていたので受験勉強を始めたのは夏休みの中旬頃です。正直3年の夏までは定期テスト前しか勉強しなくて復習とかは一切していなく、受験勉強はゼロからのスタートでした。私は最初から私立志望だったので3教科に絞りました。英語、国語、日本史に絞りましたが、最初は3つとも全然できなかった。特に英語、国語は模試でだいたい200点満点中40点しか取れませんでした。日本史は半分くらいでしたが、最終的には英語は6割、国語は5割とあまり上がりませんでしたが、日本史は9割以上できるようになりました。センターでは英語、国語はできなかったけど日本史は94点も取ることができました。修道大学の入学試験でも日本史は98点を取ることができ、受かることができました。私が言いたいことは、苦手な教科があっても得意教科でカバーすることができるということです。逆転ができるということです。

 私は1日最低5,6時間は勉強をしました。勉強は時間というよりも質だと思っています。それにしっかりと息抜きをして下さい。私はよく動画を見ていました。後は、最初は全然伸びないけど、最後まで諦めずにやること。これが1番かなと思います。11月までE判定だった自分でも受かったのですから。そして分からないことがあるなら学校の先生を頼って下さい。わたしは塾に行かず学校の先生を頼っていました。塾に行くのは良いですが、私はいかに自分でやるかだと思うのでいかないで良いと思います。休み時間は友達としっかり話して下さい。支えになってくれると思います。

 最後になりますが、今はしっかり部活や学校生活を楽しんで下さい。